『モラルを持て』はナンセンス!

しおり
こんにちは。昨年世界一周してきましたしおりです。今回は「『モラルを持て』はナンセンス!」です。

『モラルを持て』はナンセンス!

 

モラルが疑われる問題は世の中に沢山あるけれど、そんな物事に対して、モラルのない人を批判するのはナンセンスだよね。

だって“モラルがない人たち”は「モラルを持った行動」がどんなものかをわかった上で、「モラルない行動」を選んでるんだから。

 

そんな人に「モラルを持った行動をしなさいよ!」って言ったって意味ないでしょ、という話。

 

モラルがない人は、なぜモラルがないのか?考えてみた

モラルがある人とモラルがない人の思考をマズローの欲求を使って考えてみます。

マズローの欲求5段階説の図:こちらのサイトから引用

モラルがある人の思考

モラルがある人というのは、図の中の「低次の欲求」がある程度満たされている。

そういう人はモラルある行動をすることで、「尊厳欲求」(他者から認められたい、尊敬されたい)を満たすことができる。

 

またモラルがある人の周りには、同じように「低次の欲求」が満たされている人が多いので、

自分がモラルを持った行動を取ることは、周囲の人と同じ価値観を持つことになり、「社会的欲求」(集団に属す)をより強固なものにすることができます。

 

モラルがない人の思考

一方でモラルがない人は「低次の欲求」が十分に満たされていない、もしくは満たされなかった経験があると考えられます。

そういった人たちは、自分の満たされない生理的欲求や安全欲求を満たすために「モラルがない行動」を選択します。

 

そしてモラルがない人の周りには、同じように「低次の欲求」が満たされていない人が集まるので、

自分がモラルのない行動をとっても、それが「低次の欲求」を満たすための行動であれば致し方ない、という価値観の人が多く、そういう人たちの中での「社会的欲求」も満たされます。

 

つまり、「低次の欲求」が十分に満たされていない人にとって、「尊厳欲求」が満たされるような「モラルのある行動」なんてどうでも言い訳です。

 

社会的に認められることより、低次の欲求をもっと満たしたいと思うのは、人として当然なんだから。

 

モラルの価値観は人それぞれ

そもそもモラルに反したことがない人なんていないはず。

モラルの価値観は人それぞれで、「これくらいならいいでしょ」という考えがそれぞれの人にあり、その価値観によって私たちは行動しています。

 

例えばこの記事。

>>ちきりんに学ぶ!失業保険いらなくない?!

 

この記事では働く意思が1%でもあれば失業保険をもらうことは正当化され、それが一概に「ずるい」とは言えないということを書いています。

 

もしこれがずるいというなら、「何%からはずるくないのか?」という話になってしまう。

 

結局そこらへんの明確な境目はなく、あくまで個人の価値観、ということになるのです。

 

大事なのはいかに欲求を満たし、モラルを引き出せるか

例えば、ポイ捨てが多くて困っている公園があるとします。

なぜポイ捨てが起こるのでしょうか?

 

理由は「捨てたい」のに「捨てる場所がない」からです。

この場合、“ポイ捨てする人”を批判したり、「ポイ捨てはやめましょう」などという看板を掲げたところで、(多少の効果はあったとしても)ポイ捨てはなくなりません。

 

ここで取るべき対策は、「捨てたい」という欲求を満たせるように、ゴミ箱を設置することです。

 

 

モラルをうまく引き出している例としては、トイレでよく見るこのセリフがわかりやすいです。

 

「いつもトイレを綺麗に使っていただきありがとうございます。」

「トイレは綺麗に使いましょう。」

というセリフ。

 

どちらも伝えたいメッセージは同じだけど、前者は「綺麗に使おう」という気持ちが自然と起こりやすく、後者は人によっては「ハイハイ、わかってますよ」という気持ちになったり、逆に反抗心を掻き立てる可能性があります。

 

これはモラルのない人に、「モラルある行動しなさいよ!」と言うと、逆に反抗したいと考える人がでるのと同じ。

 

要するにモラルのない人を批判するより、まずは要求を満たすこと、そして、モラルをうまく引きだす策を立てる方に時間を使えばいいってことです。

 

生活保護の不正受給問題は制度の欠陥を表してる

これは生活保護の不正受給問題にも言えることで、「不正受給はやめましょう」と言っても減るわけがないんです。

不正受給が多いのは制度に欠陥があるからで、ある意味で“賢い”人がその欠陥をついてるわけです。

 

よく言えば、“制度の抜け穴を指摘してくれてる”んです。(決して不正受給を支持しているわけではない)

 

私たちが考えるべきことは、その抜け穴を塞ぐにはどうすべきか、制度をどう見直せばいいか、であって、

やめましょう、なんて言ってても大した効果ははないのです。

 

 

世の中は、不正や悪い行いをなくすために「監視」や「啓蒙」などの策ばかり考えがち。

でも柔軟に考えればもっといい方法があるでしょ、と思うことが結構ある。

 

もうちょっと柔軟に、上手に“モラルの溢れる社会”に導けばいい。

 

てかモラルのない人、日本は世界のどこの国よりも少ないと思うんだけどね。

 

 

 

私が「日本スゲー」って思った感動的なちきりんさんの記事がこちら。

>>03.11 大惨事とミラクル

 

私は涙が出ちゃいました。

にっぽんはすごいです。

 

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