ちきりんに学ぶ!少子化対策なんて必要ない!?
ちきりんさんの投稿を読むと社会問題が本当に面白い。
前回の結婚に引き続き、今回は「少子化問題」について考えてみました。
この記事の目次
少子化対策なんて必要ないっしょ
まずはこの記事を読んでね。
日本は“少子化少子化!”と騒ぎ、多額の税金を投入してまで「子育てを応援しよう、少子化をなんとかしよう!」としています。
ですが、世界全体で見れば「人口問題」とは明らかに「人口が増えすぎて困る問題」です。
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世界人口は今後もどんどん増えると予想されていて、40年後には90億人を超えると言われています。
こんなんもう無理ですよ。
エネルギーと食糧が足りないもん。環境汚染だって、どんだけ進むんだか・・
(中略)
日本もどんどん人口を減らして、世界に貢献しましょう!
ペットボトルのリサイクルなんかより、そっちの方がよっぽどエコです。
地球にやさしく!
・・・エコww(笑)
確かに少子化問題は日本の中だけの問題だもんね。視野を広げれば全然問題じゃない。
こう考えると、そもそもどうして少子化対策って必要なんだろう?と思う。
日本人が減っては日本が衰退する!という考え方なんだろうか?
でも人が少なくて困るなら移民を増やせばいいし、日本に住むのは日本人ばかりじゃなくてもいいはず。
ちなみにちきりんさんはツイッターでこんなことも呟いています↓
20年後、日本を始めとする先進国は国内では少子化対策をうちながら、アフリカや中南米、フィリピンやカンボジアには「子供減らせ!」と言うのかな?まさに、「何様?状態」
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2011年9月9日
日本サマサマ(笑)
こうはならないようにしたいですね(・・;)
なぜ世界の人口は増えているのか?

日本もおじいちゃんやおばあちゃんの時代は兄弟がたくさんいました。
ちなみにうちのおじいちゃんもおばあちゃんも7人兄弟。
なぜ昔は兄弟がたくさんいたのかな?と思って調べてみたら、昔は子供を労働力と考えていたり、避妊しなかったり、夜は暇だったなどの理由があるらしい。
これを踏まえて現代少子化が進んでいる理由を考えると、
- 子育てにお金がかかること
- 人々がちゃんと計画的に子作りをするようになったこと
- 楽しいこと、やりたいことが増えて忙しくなった結果、夜の営みが減ったこと
などが挙げられる。
逆に考えれば、途上国をどんどん発展させて、子供を労働力と考えなくてもいい社会にしたり、世界中に楽しいことを増やせば、人口増加は防げるってことでもある。
発展途上国の経済的支援は、人口増加に歯止めをかけることに繋がってるのかもしれない。
日本が目指すのは、子供を産みたい人が産める社会を作ること

結局のところ、日本の人口が減ろうが増えようがどうでもいいんだと思う。
「日本の少子化に貢献するために子供を産む!」なんて人はそもそもいないだろうし、
みんな、子供が欲しいから産む。
そう考えると日本が目指すところは「少子化に歯止めをかけること」ではなく、「子供を産みたい人が産める環境を作ること」だと思う。
ちなみに世の中の人は子供が何人くらい欲しいのかな?と思ってネットで調べたら、「経済的に考えると二人」と答えている人が多く、実際はもっと子供が欲しい人は多いんだろうと思った。
つまり、問題視するべきは“少子化”じゃなく、「子供を産みたい人が経済的・社会的な理由で産めないこと」なんだと思う。
子供が産みたい人が産める社会になるには?
少子化問題に関してちきりんさんの記事が他にもあったのでここから引用します。
少子化を解決するにはこれが必要だって↓
ポイントは、社会で子供を育てること。
子育てのコスト、手間を個別の家庭、個人(特に母親という個人)ではなくより広い範囲で負担することです。よく言われている話ですね。で、そのためには“子育てプロセスの分離分解”がまず必要です。分解して、少しずつ皆で引き受ける、ということです。
出産と子育てのプロセスを分解すると
- 妊娠して出産する。
- 目が離せない時代を育てる。
- 教育する。
- 上記に必要なお金の負担
となります。
具体的には
- “親が子育てをする”という常識を排除すること
- 教育に関する経済的負担(教材費、修学旅行費、医療費も含め)をもっと国として負担すること
が必要とのこと。
ちなみに“子供は親が育てるもの”という考えは日本特有のもので、西洋では“子供は社会全体で育てる”という考えが当たり前だそう。
また日本の政府は教育に関してお金を使わないこともよく言われているけれど、それがわかる図をこのサイトから引用してみました↓

上の図は世界各国のGDPにおける教育関連の支出割合を表したものです。要は、国のお金をどのくらい教育へ使っているかということですね。図を見れば一目瞭然のように日本の教育支出の割合は世界最低レベルにあります。

上の図は世界各国の高等教育(大学や専門学校)に対する公費の負担率を表したものです。公費の負担率とは、授業料などの教育にかかるお金を、政府がどれだけ負担してくれるかの割合のことです。
例えば大学の授業料が100万円だとしたら、負担率80%のスウェーデンなら80万を政府が出してくれるので、家庭の支出は20万円で済みます。これが日本だと、13%しか政府が出してくれないので、残りの87万円が自己負担になってしまうのです。そう、日本の高等教育に対する公費負担は世界最低なのです。
また以下は公立大学と私立大学の割合と授業料を示したもの。
私立大学の数が多く、授業料も世界と比べて高額です。
ご存知のとおり今の日本の大学というのは、少子化による大学全入学時代をむかえたことで ”分数ができない大学生” ”イラクがわからない大学生” などといった、とてつもないバカを量産している学が身につかない機関です。それなのに、授業料は世界TOPレベルなのです。こんな教育機関には行く価値がほとんど無いのですが、現実は学歴社会を色濃く残しているために、学歴を得るために大学に通わなければいけません。
かなり痛烈に批判しているけれど(笑)
実際、多くの人が、学歴欲しさに大学へ行っている部分はあるんじゃないかな。
でも今後AIが発達し、SNSなどの発信で人の考えや能力を判断できるようになれば、学歴が大事という世間の認識が変わり、大学へ行かずに就職する人たちが増えてくるかもしれない。(大学は運営が厳しくなりそう)
様々な社会問題について考えてみて
こうやって社会問題を見てみると日本ていい国なんだかどうなんだかわからなくなる。
いいところはいっぱいあるんだけど・・・やっぱり問題は山ずみなんだなーという感じ。
でも、だから政府が悪い!っていうばかりじゃなくて、こういう様々な問題の根源にあるのが、時代の変化に適応できてない私たちの固定概念にあったり、政治や社会問題に無関心な私たち一人一人の問題だったりする。
色々な考え方を知って、凝り固まった自分たちの考えを柔軟にしなきゃいけない。
そして、変化を受け入れること。
初めは受け止められないことも、よく調べたり考えたりすると受け入れられるようになってきたりする。
だから社会問題に関しては、これからも少しずつ学んでいこうと思う。
いつか自信を持って、「日本はいい国!」って言えたらいいな〜
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